自分用メモ:セリフだけを読んでみる

こんばんは、甘粕です。

 

私はブログを二つ持っておりまして、『粕屋(http://kasuya.blog.shinobi.jp/)』というブログは読者さま向けにBL小説の更新をメインにしています。こちらの『amakasuyaの日記』は一応、同業者さま向け、という感じで、思いついたことを色々好き勝手に書いて行こうと思うのですが、なにしろ小説のことで頭がいっぱいなので、ついつい小説の書き方、とかを書きたくなってしまうのですが……。

 

書きたくない。

 

小説の書き方なんか、まだ著作が一作しかない私に、語れるわけがないじゃないですか。

 

じゃあどうして書きたくなるんだよ、というツッコミの幻聴が聞こえましたが、うーん、つまり、歩き始めた赤ん坊は「右足と左足を交互に出すと歩けるんだ! スゴイ! だれかにこの感動を話したい!」と思うものじゃないかな……と思うんですよ。おわかりいただけましたでしょうか。

 

そんな時に便利な言葉が「自分用メモ」かな、と思うんです。

とりあえずタイトルに「自分用メモ:小説の書き方」とか書いておくと、なんか低レベルなことを書いて「こんなことだれでも知ってるんだけど……」と嘲笑われたとしても、「あ、他人が読むなんて考えてなかったんですけど? 自分用に書いておいただけなんで。え、あなた読んだ? へえ、私が私だけのために書いておいたのに物好きですね。『自分用』って書いておいたじゃないですか。盗み見ないでくださいよ」とか言えるような感じですよね。

 

そこでまた「何だよ何だよ、自分用とか言って他人に読まれたくないなら、そんなのローカルテキストに書いておけよ! お前ネットでだれでも見られるブログに書いておいて『自分専用』とか何言ってんだよ、ちゃんちゃらおかしいよ!」……とか突っ込まれたらどうしましょうね。もうわけがわかりません。

 

とにかくブログを更新したいんです

 

そこにブログがあるから……。書く内容は何でも良いんです。物書きというものは物を書くのが好きで、何かしら文章を書いて他人に読んでもらわないと死んでしまうのでしょう。泳いでないと死ぬカツオみたいな感じです。

 

本題に入ります

 

つまりですね、私の分際で小説の書き方の小技、みたいのを書きたくなってしまったのですが、恥ずかしくて前置きをしたわけです。でもその小技というのがですね、私が自分で考えたわけではなくて、Twitterで回って来たとあるブログに、とても興味深いことが書いてあったからなのですね。そのブログというのは、こちらです。

 

ameblo.jp

 

これは『漫画の編集者Mのブログ』という、とあるベテラン漫画編集者さんのブログでして、畑違いながら共通する点も多く参考にさせていただいております。

 

で、上記の記事の中に「セリフだけ読んでいけば、だいたいストーリーも構成も登場人物の性格なども掴めることに気づいたのです。面白い漫画はセリフだけ読んでも面白い!」という一節がありまして、なるほどそうだなあ……と思ったわけです。

 

実際に書きかけの原稿をチェックする際に「セリフだけ読んでみる」のを試してみたのですが、おおお、良い感じですね。同じこと二回言ってるとか、会話のシーンで何が言いたいのかちょっとわからないとか、そういうのがクリアになる感じがしました。

 

漫画と小説は全然違うかもしれませんが、面白いシーンはセリフだけ読んでても面白い、意味が通じる……というのは、共通しているような気がします。

 

それでは今日はこの辺で。

 

甘粕杏奈