『スクリーンを突き破れ!』——シャレード新人小説賞感想・2

こんばんは、甘粕です。

 

突然ですが私、ブラウザゲームの『刀剣乱舞』が大好きなんです。

日本刀の擬人化ゲームですね。このゲームのおかげで各地の美術館や博物館に展示されている日本刀や槍がにわかに注目を集めたりしているそうですが。

その中に「大倶利伽藍」という刀剣の男の子がおりまして。

彼の決めゼリフがかっこいいんです。

 

「慣れ合うつもりはない」って。

しびれる〜!

 

「俺はひとりで戦う」って。

かっこいい……!

 

彼の生き方に、私も憧れてしまいます。

 

……と、前置きはこのくらいにして、本題に入りたいと思います。

 

きょうはシャレード新人小説賞感想を書きます

 

またか……!

とお思いになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

はい、今回は現在シャレード新人小説賞にて絶賛連載中の作品『スクリーンを突き破れ!』の感想文を書きたいと思います。

 

なぜ書くのか?

 

なぜ甘粕杏奈は宗川倫子さんの『スクリーンを突き破れ!』の感想を書くのか?

疑問に思った方もいらっしゃると思います。

決して、宗川倫子さんがご自身のブログで拙著『水瓶座はきょう失恋するでしょう』の感想を書いて下さったからではありません。

 

「慣れ合うつもりはない(決してお追従ではございません)」

「俺は一人で戦う(私は一人でブログを書かせていただきます)」

「お前らは勝手にしろ(みなさまどうぞブログにご感想などご自由に書いていただいて結構です)」

 

……というわけです。小心者なので、なかなか大倶利伽藍みたいに格好良く決まらないです。

 

本文中に算数の問題が……!

 

年下の映画俳優と映画の評論家の恋、華やかな職業と地味だけど知的な職業のカップリングはすごく好みなので、うはうはと読み始めました。第一話では、攻めの日向野くんの生き生きとした様が鮮やかにイメージ出来て、私は容赦なく要/潤をキャストに設定してしまったのですが、みなさまどうぞお好きな俳優さんを当ててみたら良いんじゃないかと思います。日向野くん、好きだーーー!!!

 

そしてこの第一話でなんと算数の問題が……!

「大学生だったのが十年以上前で、攻めがファンだというコラムは受けが大学生だった四年間だけしか連載してなくて、攻めは受けの五歳年下で……さあ二人は何歳でしょう?」

 

ええっ……

 

受け三十二歳、攻め二十七歳?

 

しかし第一話で答えが出ることはなく、

第二話で、受け三十二歳! あってたー!
ってなりました。

 

とにかく日向野くんかっこいい

 

第二話〜第四話までは、押せ押せの日向野くんにジリジリと心と体を許していく主人公の千明さんです。十年つきあった恋人に手ひどく裏切られ、なかなか心を開くことが出来ないのですが、日向野くんの抗い難い魅力に押されていきます。

 

日向野くん、花束持って押しかけて来たり、さらっと手料理しちゃったり、もう、千明さんより私の方が日向野くんを先に好きになっちゃったよ! という感じです。

 

 

第五話で衝撃の事実発覚

 

わー!

ネタバレになるので言えません。

 

 

第六話が今のところ一番おもしろい

 

……と書くと語弊があるのですが、とにかくこの回泣いた……!!!

やばい泣きながら読んだ……!!!!!

はやくX△#$%&’)P=!!!

 

もはや日本語になっていませんが、

とにかく読んでみてくださいとしか言えません(滝汗)

 

 

さいごに……

 

「慣れ合うつもりはないが、手を抜いたつもりもないぞ」

(決してお追従ではないですし、一読者として感じたことを素直に書かせていただきました。ありがとうございました!)

 

 

甘粕杏奈