シャレード新人小説賞感想文、の補足。

こんにちは、甘粕です。

 

……この書き出しは、私の読者さま向けブログ「粕屋」で頻繁に用いる書き出しなのですが、続ければ個性になるかもしれない、と思って続けています。すごくどうでもいい情報から始まりました。(汗)

 

さて、本日のブログは、昨日の記事『『その場しのぎでいかがわしくて』——シャレード新人小説賞感想文』の補足です。

 

昨日の記事をお読みいただいた方には、私が昨年の今ごろ同新人賞に落選し、それでもご縁があって電子書籍を出させていただいたので、その宣伝のために今掲載されている作品の応援記事を書いた、という感じでご理解いただいているのでは、と思うのですが。

 

いかんせん、私と『その場しのぎでいかがわしくて』の作者でいらっしゃいます月田朋さんとは、今まで全く知り合いでも何でもなく、ブログやtwitterでの交流もなく、お友達どころかお知り合いでもなかったのです。

 

その月田さんを、私がなぜ応援しているのか。

 

ミステリー……ですよね(滝汗)。

 

これをお読みの皆様はもちろん、一番「うさんくさい」と思っていらっしゃるのは月田さんご本人なのではないか、と思います。

 

なので、誤解……かどうかはわかりませんが、少しでもわたくしめのうさんくささを軽減出来るよう、今回は記事を書いてみよう、と思いました。

 

なぜ今、シャレード新人小説賞の応援記事を書こうと思ったか

 

昨年の今ごろ、私の候補作『白猫ゆうれい』の連載が同新人賞で始まったのと同時に、「少しでも多くの読者さんに読んでもらいたい!」と思いまして、ムーンライトノベルズという女性向け創作小説投稿サイトに、別の小説の連載を始めました。

 

ムーンライトノベルズは小説の投稿と同時に、活動報告、と言って作者の近況などをお知らせする機能がついています。そこで少しでもシャレード新人小説賞の宣伝をしようと思ったのですね。

 

小説の内容もムーンライトノベルズで人気のあるちょっとしたファンタジーものに設定し、宣伝記事も書きました。毎日のように小説を更新し、宣伝記事はうざったくなりすぎないよう、週一回ほどにとどめて、がんばって書いておりました。

 

今の月田さんが「ブログ村」でブログを書いていらっしゃるのとまったく同じです。

 

私以外の方の小説を読み、感想を書き、「ぜひ投票会場においでください!」とテンション高くやっておりました。テンションが高かったのは浮かれていたのではなく、投票を盛り上げようと思って緊張していたのですが、それをわかってくれる人は、ただの一人もいなかったと思います。

 

そのことで2ちゃんねるなどでも「シャレード新人小説賞の一次審査に通って掲載されただけで浮かれている、調子に乗っている」などと、かなり口汚くののしられ、おまけにシャレード新人小説賞での順位もふるわず、挙げ句の果てに私のフリをして2ちゃんねるで私を褒め殺しする、ステマ詐欺みたいな人もあらわれました。別のランキングサイトで不正行為をしてランキングポイントを稼いでいる、などというまったくの事実無根の風評も流され、もう死んだ方がいいのかな、というところまで思いつめました。なんか、文才が無いのでさらっと書いてしまいましたが、本当に当時のことを思い出すと、よくあの状態で小説を書く事が出来ていたな、と自分でも呆れます。

 

そして今回の連載が始まり、ブログ村で月田さんのシャレード新人小説賞に関する記事を読んだ時、とてつもないデジャブを感じたのです。

 

月田さんのブログのテンションの高さは、当時叩かれた私の活動報告の比ではなく、「同情するなら金をくれ」と大声で叫んでいるようなブログでした。(月田さんすみません……)

 

正直、初見の感想は、「この人だいじょうぶかな……」だったのですが、ムーンライトノベルズで掲載されている小説や、今回のシャレード新人小説賞で掲載されている作品を拝読し、間違いなく才能のある方だと思いました。

 

また、以前、私が全く理解されず誰にも応援してもらえず、ただひたすら他の同時掲載の方の応援をしていたことを思い出しました。月田さんもご自身のブログで他の同時掲載の方の小説の感想を書いて応援しておられて、ご自分の感想は誰も書いてくれない、という状況が当時の私とまったく同じだったのです。

 

なんというか、ただの老婆心なのですが、「ここはわたしがこの人の作品の感想を書かねば」と思ってしまったというこの経緯……おわかりいただけますでしょうか。

 

ハイ、ただのおせっかいです(爆)。

 

良い人ぶって嫌われる人の、典型例です(笑)。

 

しかも私はおそらく、ネットの住人には嫌われているのでしょう。それは昨年、さんざん叩かれたことで充分理解しました。ある意味社会勉強になりました。

 

私はわかりやすいところで言うと、『もののけ姫』のたたり神みたいなものではないでしょうか。私のことを嫌いだ、という人々の怨念をまとっている存在なんじゃないかな、と常々思っています。私がネット上で何か発信すると、私のことを嫌いだ、と2ちゃんねるで声高に言う人々の吐いた唾が、私の名前にこびりついているような気がしてなりません。

 

(※念のため申し上げますが、私は今は2ちゃんねるを一切見ておりません。私のことを嫌いだと書いていただいて結構なのですが、嘘は書かないで欲しいなあと思います。私のフリをして褒める内容を書き込むとか、ランキングサイトで不正をしているとかは全くのデタラメです)

 

そんな私に応援されているのですから、月田さんもたまったものではないと思います(笑)。あんまり良いことじゃありません。

 

ここまで書いて、うさんくささを解消しようとして、もっとひどい印象をもたれてしまったような気がします。

 

ただ一つだけ言いたいことは、みなさまどうぞこの機会にシャレード新人小説賞をお読みいただきまして、気に入った小説に投票してみてください、ということです。

 

ちなみに、月田さんの今回の『その場しのぎでいかがわしくて』という作品は、なんとシリーズものの第0話だそうです。この登場人物達の出演する大長編がすでにムーンライトノベルズに掲載されていて、そちらも同時に楽しめるそうです。余談ですが。

 

さいごに……

 

良い小説なら、だまって座っていればみんなが読んでくれる。

 

そんな良い時代は終わったんじゃないかと思います。

 

がんばっている人に報われて欲しい。

 

切にそう思います。

 

 

甘粕杏奈